【宝物殿建設 最終章】高野山親王院|「秘法」を守るためご支援を
今から約1,200年前に弘法大師空海の十大弟子の一人、真如親王が開かれた高野山親王院。和歌山県高野山の壇上伽藍のすぐ側、本中院谷にある真言宗の別格本山です。智証大師円珍作の本尊不動明王像、白鳳時代の金銅阿閦如来立像、平安時代の木造兜跋毘沙門天立像などの重要文化財を蔵しています。
その他にも開基以後1,200有余年にも及ぶ長い歴史の中で歴代先徳が収集し、大事に護持してきた国指定の重要文化財指定等を含む仏像仏具や、聖教経典類を数多く所蔵する「高野山の図書館」とも言える寺院でもあります。
それらの宝物類を保存、護持管理してきた蔵が、長年の風雪・風雨に耐えかねて損傷甚だしく、維持がしがたくなってきたため、これらの宝物類・歴史的遺産を良い状態で後世に伝えるべく、新たに蔵を建て替えることを発願いたしました。
そのために行われた2023年のクラウドファンディングでは、494名の皆様から1,400万円を超えるご支援をいただき、金額以上に皆様からの想いが、蔵新設のための大きな力になりました。(2023年クラウドファンディング・2024年クラウドファンディング)
ただ、今般の資材高騰や円安などの影響を受けており、さらには蔵に保存する予定の宝物類の数が想定以上に多く、当初計画していた2階建に加え、地下蔵を増設する必要が出てきたことにより、当初想定の総額6,000万円に加え、さらに2,500万円の費用が必要となりました。
当初想定の総額6,000万円より2023年のクラウドファンディングにてご支援をいただいた約1,400万円を差し引いた約4,600万円分は自己負担で実施をしますが、追加費用について皆様からのご支援をいただきたく、前回今回と2段階に分けてクラウドファンディングの実施を決めました。
前回は2,500万円のうち307万円を調達し、今回残りの2,200万円を集めることが最終目標となります。とはいえ大きな金額のため、第一目標として500万円を設定しております。
とても大きな金額であり、今まで以上に多くの皆様からのご支援が必要となることは明白です。先人たちの手でここまで繋いできた歴史を、今度は我々の手で守り繋いでいくため、どうかあたたかいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
高野山親王院
